C130(ハーキュリーズ) UH1N(イロコイ)
C12J(ヒューロン) 旋回訓練
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C130(ハーキュリーズ)
4発ターボプロップ式の中距離戦術空輸機。米空軍をはじめ世界60カ国以上で使用され,約2000機が生産された。横田基地では,第374空輸航空団の主力機で,13機が常駐している(常に存在しているのは5〜6機か)。昼夜を問わない旋回訓練は,基地周辺住民を苦しめている。旋回コースは様々で,最も短い基地西側コースの場合は,3〜4分で1周する。これを2〜3機で行うと,常に音が鳴り響く状態になる。遠隔地での行動後に基地周辺で訓練を行う場合は,夜間に及ぶことが多く,その場合は午後9時〜10時の間の飛行となる。全長30m,時速600km,定員は最大92名。横田基地では最も離着陸回数が多い。
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UH1N(イロコイ)
連絡用のヘリコプター。回転翼直径14.7m,胴体全長13m,時速239km,乗員2名・乗客定員14名。横田基地には4機が常駐している。
以前から,故障や墜落に近い不時着などが多かったが,沖縄国際大学のヘリ墜落事故(別の機種)後から事故・故障が目立つようになった。基地北東側での旋回訓練が多い。騒音は周波数の違いによるものなのか,窓ガラスや置物が共鳴する。
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C12J(ヒューロン)
乗員2名・乗客19名の小型輸送機。人員輸送や貨物輸送に使用。エンジンはターボプロップ双発。前任機C−21がジェットだったのに比べると低騒音とされるが,旋回訓練はしっかりと行っており,飛行直下地域では当然うるさい。
全長17.63m,時速514km。
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旋回訓練
旋回訓練は民家上空で行われ,機体を傾け旋回を行うときには,落ちるのではないかとひやひやする。また,夕方を過ぎてライトをつけている場合は,飛行コース直下の家の中に光が射し込み,住民を驚かせる。
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