① 国道16号線との境に設けられたシェルター
② 横田基地への引き込み線
③ 平和橋
④ 滑走路南端進入灯
⑤ 堀向商店街跡地
⑥ 昭島市堀向地区集団移転のきっかけとなった風呂屋(この道の突き当たり)への道
⑦ 移転跡地に林立する防衛省の立て札
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① 国道16号線との境に設けられたシェルター
道路に面する基地内の学校グラウンドで「自動車騒音等がうるさい」という米側からの要望で設けられたもの。
このシェルター内側のナイター施設(多分アメリカンフットボールかサッカー用のグランド)は,3.11震災直後の計画停電中も煌々とライトが付けられ,ナイターでゲームが行われていたという。 |
② 横田基地への引き込み線
拝島駅から基地内へ航空機燃料を運び込むための線路。週に2〜3回程度,横須賀〜川崎〜南武線〜青梅線経由で運び込まれる。五日市街道踏切から見たところ。
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③ 平和橋
皮肉にも軍用機の航空機燃料を運ぶための引き込み線が玉川上水を渡る橋の名前。
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④ 滑走路南端進入灯(手前は五日市街道)
雑木林が切り開かれ進入灯がある真上を通って,航空機が離発着をする。 進入灯の右(東側)の雑木林は2011年4月頃伐採された。
上の写真は2009年6月撮影。
下の写真は2011年7月撮影。
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⑤ 堀向商店街跡地
1964年昭島市堀向地区に集団移転の話が持ち上がった頃,この商店街を中心に約800戸の人家と約50店舗の商店,5軒の医院,風呂屋があった。魚屋から転業し,そば屋を営んでいた最後の1軒も2008年に廃業。完全なゴーストタウンとなった。道路の両脇は,移転跡地に国が植林した木々。近年基地攻撃(テロ)対策と称して,道路脇5mほどを伐採した。 この写真は,南北に走る道を南から北(基地滑走路)方向に撮影したものだが,2010年から昭島市による工事が始まり,道路左側(西側)にごみ処理施設が建設された。なお,この施設西側には,2012年度までにスポーツ施設が新たにオープンする予定となっている。「集団移転跡地には新たに建物は建てない」という約束は反故にされた。ここで働く昭島市の職員は,真上を飛ぶ軍用機の騒音と排ガス,危険にさらされることになる。
また,この道路の基地滑走路寄りの向かい側には福生市の廃棄物処理場があり,福生市の騒音測定器が設置されている。
上の写真は2009年6月撮影。
下の写真は2011年7月撮影。 |
⑥ 昭島市堀向地区集団移転のきっかけとなった風呂屋(この道の突き当たり)への道)
1964年福岡県板付基地から移駐が始まったF105Dサンダーチーフ戦闘爆撃機の低空飛行による衝撃波で風呂屋の窓ガラスが割れ,負傷者が出た。そのころ墜落等の事故が多発しており,これをきっかけとして集団移転が始まった。
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⑦ 移転跡地に林立する防衛省の立て札)
住宅地内の移転跡地について,防衛省は,今までは跡地近隣に暮らす住民が畑や花壇として使用することを黙認してきたが,2009年になってこの立て札をたてた。そして,そのことで手入れを控える住民が多くなったことから雑草が生い茂るようになった。また,その後,住民から整備要請があったために,造園業者が草刈りを行うようになった。結局,税金の無駄遣いとなっている。
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